アトピー性皮膚炎のかゆみを抑えるミチーガの治療が可能になりました
治療可能な方
- 13歳以上のアトピー性皮膚炎の患者さん
- 今までの治療方法(ステロイド外用剤、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏等の外用や抗ヒスタミン薬内服)を一定期間継続しても効果不十分の患者さん
作用機序
L-31RAを標的とするヒト化抗ヒトIL-31RAモノクローナル抗体です。インターロイキン-31(IL-31)が受容体にくっつくのを邪魔することにより、かゆみの信号が脳へと伝わりにくくなり、アトピー性皮膚炎のかゆみを抑えると考えられています。
副作用序
感染症や皮膚症状の悪化、過敏症が現れることがあります。
使用方法
4週間に1回ずつ皮下に注射します(院内のみ)
当院での診療の流れ
- 受診初回・診察、適応の有無の確認
- 皮疹の確認/評価 (皮疹面積、痒みスコア、重症度)
- 1回目薬剤投与の日時を決め、予約します。
- 注射1回目:希望日
- 院内で投与
- 注射2回目以降:前回から4週間後
- 院内で投与
ミチーガ®︎の薬剤費(別途診察代等かかります)
自費 (10割負担)の方(2022年8月現在) | |
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1回(1本) | 117,181円 |
窓口負担 3割の方 | |
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1回(1本) | 35,154円 |
窓口負担 2割の方 | |
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1回(1本) | 23,436円 |
窓口負担 1割の方 | |
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1回(1本) | 11,718円 |
医療費助成制度について
ミチーガを導入した患者さんは、その効果に大変満足されておりますが、「治療費が高い」と考える方もおられます。
ひとり親家庭への医療費補助制度
自治体によってはひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の方に医療費助成を行っている場合があります。助成内容や自治体により異なりますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください。
学生などへの医療費補助制度
大学などの学校では、独自に学生の医療費負担を補助する制度を運営している場合があります。手続きが必要な場合もありますので、詳しくは大学の学生課などにご確認ください。